2023年5月24日
会長就任挨拶
日本医用画像管理学会
会長 井原 完有
この度、日本医用画像管理学会(JSMIM)会長に就任いたしました、国立がん研究センター中央病院 井原完有です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
会長という大役は正直私には荷が重いところではありますが、光栄に思うと共に責任の重大性を感じています。歴代会長が築いてこられた日本医用画像管理学会を衰退させること無く、職責を全うし、会員の皆様と気軽に会話できる組織を目指していきたいと考えています。よろしくお願いいたします。
日本医用画像管理学会は2003年に発足し今年度で20年目となります。今年度は20周年記念大会も予定されており、これまでの会の歩み・活動内容等を振り返り、今後の会の有り方(方針)を再確認する良い機会でもあります。私は2009年から理事として運営に参加してきましたが、この間の医療情報分野の多様な変化と、IT技術の進歩、診療放射線技師に係る法律の改正、コロナパンデミックなど、変動の波に対応して参りました。今後も更なる波が押し寄せて来ることでしょうが、いち早く情報をキャッチし、理事と共に、時には会員皆様と共に対応して行けたらと考えています。
近年の医用画像管理は、利便性のシステム構築だけでなく、医療安全も加味した、マネージメントシステムであることも重要性の一つです。また、データの共通化が最大の課題であるという認識のもと、有用な情報やシステムについて会員の皆様にいち早くお伝え出来るよう努めて参ります。
本会は年2回の学術大会と医用画像管理セミナー、年1回のPACS Administratorセミナーを開催していますが、今後はまず診療放射線技師の業務拡大と線量管理、セキュリティー対策、AI活用に注視し学術大会とセミナーを企画し、PACS Administratorセミナーでは引き続き人材育成を目指して参ります。
最後になりますが、前会長の池田先生にはこれまでのご指導に御礼・感謝を申し上げると共に、今後も顧問としてご意見をいただきたく、お願い申し上げます。また、会員の皆様におきましても一層のご支援、ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。
以上、簡単ではありますが、会員の皆様の益々のご健勝とご活躍を祈念しまして、会長就任の挨拶とさせて頂きます。